国政リポートNo.522
「力強い日本の幕開け」 多難な平成20年、お世話になりました。また、新しい平成21年を迎え「力強い日本の幕開け」となるよう景気対策を中心に、国民の生活、命を大切にする政治へと、精一杯取り組んでまいります。
●政権交代で閉塞感を打破 アメリカは共和党ブッシュ政権から「チェンジ」を掲げて民主党オバマ政権に変わります。ニュージーランドも変わりました。ヨーロッパ諸国でも次々と変革が起きています。サブプライムローンに端を発した世界的な景気減速からの脱却には、思い切った変革が必要です。
●景気を悪化させた選挙の先送り 一刻も早い政権交代こそ最大の景気対策につながると信じ、次期衆院選を政権交代可能な選挙と位置づけて闘ってきました。安倍、福田と政権を放棄し、これを引き継いだ麻生総理には選挙で国民の信を問うことを期待。ところが総理は政治空白を生むからと、「政局より政策」を口実に選挙を棚上げし、効果的な景気対策も打たず、国民の期待を裏切って総理・総裁の椅子と自民党の政権維持だけに躍起となっています。
●非正社員を救う最優先の雇用対策 一円高、株安、そして原油高による物価高騰の3重の苦しみが国民生活に大きな打撃となり、原材料費の高騰で企業収益が圧迫されるなど、世界同時不況で日本経済も厳しい状態に陥っています。
●ゼロから見直し 硬直的な予算配分 第2次福田内閣では予算案の日程を決めておきながら突然の辞任。選挙の顔として誕生した麻生総理も足もとが定まらない政局運営を続けています。その中で88兆5000億円余の来年度予算案が提出されました。税収が約46兆円と予算の半分しかない状態の中で約33兆3000億円が国債(借金)に頼る大盤振舞いとなり、借金の総額は800兆円を超え、国民1人当たりに換算すると約630万円になっています。国民の平均年収480万円から考えると大変な額です。企業なら債務超過、倒産です。これを抜けだすには徹底したムダの排除と硬直化した予算配分をゼロから見直すこと。そして、予算の使われ方にも注意が必要になってきます。
●求められている命を大切にする政治 障がい者自立支援や老齢・母子加算、国民年金など、命と福祉に関する予算は削られて負担だけが増え続けています。このような政治に対し、私は命を尊重する政治こそ大切だと思っています。 |