国政リポートNo.504 「3月31日迄には1人残らず1円までもハッキリさせる」といっていた5000万件の消えた年金記録。現実には照合できませんでした。年金機構に衣替えする社会保険庁、看板の掛け替えだけになっては駄目です。年金通帳を発行し、誰でもひとめで分かるような制度が必要なのです。しかし、政府・自民党は分かりやすく納得できる制度には程遠い「後期高齢者医療制度」も強引に始めてしまったのです。 ◆小泉元総理のおも〜いツケ ●小泉元総理のツケ・ 年金、医療 2年前、小泉さんが役人のいわれるままに制度の導入を決めてしまった後期高齢者医療制度。大混乱の中、お年寄りの不安は増すばかりです。年金問題が未解決なのにその年金から天引きを始める、これが「取れるところから取る」血も涙もない役人の財政中心主義の考え方なのです。「痛みに耐えて」といった、小泉さんの言葉も空々しく聞こえます。
●小泉元総理のツケ・ 自衛隊派遣 自衛隊のイラク派遣に名古屋高裁が違憲判決をくだしました。バクダッドを「戦闘地域」と認定し憲法9条に違反すると判断したのです。当時の小泉総理は非戦闘地域の定義を国会答弁で「どこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域か、私に聞かれたって分かるわけはない」とか、「自衛隊が活動している地域が非戦闘地域」などと詭弁を弄してイラク派遣を正当化してきました。国民の多くは疑問を持ちながらも、小泉さんのワンフレーズポリティックスに踊らされてしまったのです。テロ撲滅と核保有の疑いでアメリカが仕掛けたイラク戦争は間違いだったことも分かりました。それなのに、現在も空自は後方支援名目で週に平均4、5回の飛行を続け、16日までに694回、物資計約596トンを輸送しています。(4/18付神奈川新聞) 輸送に武器弾薬が含まれているか防衛省は明らかにせず、人数や武装の有無も明かしていません。何が行われているかもわからぬまま、役人の裁量で国民の税金が使われているのです。
●小泉元総理のツケ・ 外資導入 政府は外資による電源開発株の買い増しにストップをかける中止勧告を出しました。外資の積極導入は小泉、竹中路線で執られてきた政策です。それを今回、政府が待ったをかけることになったのは皮肉というほかありません。 |