|




前・衆議院議員 田中けいしゅう
足もとの悪いところ、花の金曜日、少し古いかな(笑)。でも、一家団欒のお時間をさいていただき、たくさんの参加をいただいたこと、冒頭に心から感謝申し上げます。
神奈川県第5区総支部決起集会の最初ですが心配していました。昨日から胃がキリキリして、選挙が先送りになると報道されてばかりいるから集まってくれるかなと、「今日は行かなくても」とならないかと思って心配していました。しかし、多くの皆さんがおいでいただいたことを重ねてお礼申し上げます。(以下要旨)
如実になった役人の保身
地域に密着した湘南信金の服部会長さんと2時間ほど話をしてきた。「今の政府は何にも経済対策をやっていない、大変深刻だ。」といっていた。いろいろなデータがあるが、国は中小企業を資本金1億以下としている。しかし、普通は2000万円以下が中小零細企業の対象だ。国はデータの取り方を間違えている。
一昨年からは中小企業は大変な状態になってきている。(業績が)前年対比で4分の1くらいまで落ちてきてきる。景気がよくなるとの考えを持ってもそんな状態にない、むしろ重病だ。だから、今はしっかりした経済対策を打ちださなければいけない。
国会在籍中に服部さんには中小企業の関係で、2回ほど委員会の証人としておいでいただき、勉強をさせていただいた。その途端、金融庁は湘南信金に検査名目で圧力をかけ、それが今日まで続いて苦労しているという。
役所は真面目にやっていることに対する対応が悪すぎる。そればかりか、役所のしがらみの中でやってきたことが、みんな暴かれようとしているために、躍起になって保守にまわっている。(役所の抵抗は)その表われではないのかなと思う。
景気対策にそぐわない補正予算
昨年の暮れから今年9月までに、物価が上がっている。多いものは50%も上がっている。日本は小麦の99%は輸入に頼っている。パン屋さんも製麺業も努力しているがパンは2割方小さくなった。メタボにはいいかしれないが(笑)、値上げも企業努力も限界ということだ。
日本の政治は物価に対して余りにも鈍感だ。自分たち(政治家や役人)の暮らしは、確かに高給だから心配はない。しかし、一般のサラリーマンやニートといわれる人たちは大変に苦労している。
今、中学校の生徒で平均約1割が旅行費(修学旅行)などが払えない状況が明らかになっている。深刻な状態だからこそ景気対策が必要だ。ところが景気対策について、補正予算は福田前総理の時につくられたもので麻生総理がつくった補正ではない。今の厳しい経済状態にそぐわないものになっている。
忘れてはならないモノづくりの原点
今、日本のモノづくりが危ない。製造そのものに対しても素材の高騰で深刻だ。日本はモノづくりを中心に栄えてきた。それをなくして、マネーゲームでやってきたのでは国民の暮らしを賄うことができない。モノづくりの原点に立ち返って、日本の立て直しに取り組んでいかなければいけない。
モノづくりは工場だけではない。例えば、農家もモノをつくっている。全国平均の自給率は39%だが、神奈川の自給率は10%にみたない。輸入に依存している。そういうときに毒入りギョウザ、汚染米の問題がでた。食の問題、つまり人間の命について役所は真剣に考えていない。
汚染米の問題では、検査状態は普通は輸出国がチェックしてから輸出する。ところが中国では検査をしない。日本の農水省の天下り事務次官、あるいは局長クラスがその受入れ態勢をつくっている。ところが、ノーチェックでいたから、今回のような汚染米が学校給食に450万食、おにぎり15万個、皆さんが大好きな焼酎100万本に問題がでてしまった。そして調べてみれば官僚と業者の癒着がこういうところに及んでいる。
まず始めに官僚の無駄をなくすこと
日本の政治は官僚政治から脱却して皆さんの目線で政治をやらなければいけないと思っている。日本で一番悪いのは官僚だと申し上げている。日本全体で天下りが6万7000人もいる。その中に民間企業に移って、またカムバックする人もいる。これを指摘して何とか無駄遣いをやめさせようとの取り組みをしているところだ。しかし、シブトイ。
民間企業が40年務めて退職金が2500万円。ところが、役人は天下って3年間で3000万円だ。そして、次から次と渡りが3回できるようになっている。ここで1人1億円だ。これをやめさせただけでも税金の無駄遣いをなくすことができる。これで約6兆円の無駄がなくなるといわれている。この人たちは、自分たちの取り分だけを先に取っておいて、それで「財源が足らない、どうする」といっている。おかしな話だ。
現場に即した中小企業対策が必要
私はライフワークとして中小企業問題を追い続けているが、深刻な状態になっている。倒産、店じまいをしなければならない人たちの98%は中小企業で、この人たちが日本経済を支えている。それなのに、この人たちが銀行の貸し渋り、貸しはがしに遭っている。
年間3万人の自殺者のうち3分の1が中小企業経営者といわれている。社長が自殺して企業継続が成り立たなくなるより、むりろ多少無理してでも融資をする必要があるのではないか。保証協会は国が保障しているので本来は無担保が当たり前だ。ところが担保をだせ、そして貸し渋り貸しはがしが行われている。(業績が)悪いから借りに行く。自分たちは一生懸命頑張ってもどうにもならないこともある。この対応をシッカリしていかなければならない。そのためには、もはや政治を変えるしかないと思っている。
活力ある社会をつくるために
年金、医療、介護は社会保障の一環として皆さんに元気で活力のある社会をつくるために必要だ。しかし、そのような政治になっていない。皆さんと一緒に政治の仕組みを変えさせて欲しい。変えるために力いっぱい頑張っていく。
私は女房をガンで亡くした。まる3ヶ月たたなくても、放射線で治療していても、抗がん剤を服用しても、それでも病院をでてくれといわれる。このような医療を徹底的に改めていかなければならない。人の命をこんなに簡単に扱われてはいけない。
今度の闘いはある意味、弔い合戦のつもりで何とか頑張っていきたい。
|